アブダビのe-tron

アウディの電気自動車「e-tron(イートロン)」に乗るためにアブダビへ行った。

上はまさにイメージどおりの砂漠のなかを走ったときの写真だ。

中東は(きっとみなさんご存知だろうが)砂漠のなかに街があって道がある。

日本だと農村の外に山でなく砂が広がっているようなかんじだ。

そこをこの電気自動車は電気式の四輪駆動システムでもって難なく走ってしまった。

電気モーターは前と後ろに1基ずつ。

大出力のバッテリーを床下に積み、まだ日本だと対応できない急速充電システムを備える。

航続距離は400キロで、欧州の「Ionity」という急速充電ネットワークを使うと30分ほどでほぼフル充電が出来るそうだ。

アイオニティのネットワークはドイツの自動車メーカー各社が出資していて、120キロごとにチャージ用ステーションが設置されることになるそうだ。

上の写真は試乗のときにアウディの技術者がもちこんだ、「回生エネルギー」のリアルタイムのフローを示すもの。

e-tronはレバーで回生の効きを選べるようになっている。

バッテリーが減ってきたと思ったら強めを選択すると、アクセルペダルを離したときなどにぐぐっと回生が効いてバッテリーがチャージされる。

とにかくチャージ命のクルマである。

下り坂などでこの回生をうまくやると意外なほど充電される。

山道の下りで私たちも必死になって回生をやった。

あとで「すごい回生率だね」とホメられていい気になった。

しかし同行していた自動車ジャーナリストのフジノさんが「このあとランチタイムのあいだに充電しなくてはいけないわけだから、こうしてなるべく事前に充電させておけば時間も節約されるわけで、よく考えていますよね」と看破していた。w

なにはともあれよく走る。

乗り心地はよくて加速力は抜群だ。

充電システムなど日本では課題もあるけれど(といってもCHAdeMOでも充電できる)電気自動車はここまで完成度が上がったのかと感心させられた。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野で企業の仕事もときどき。 ライフスタイル系媒体を中心に 紙とウェブともに寄稿中。