中国もたいへんだ

一時期はテンセントからの投資もあったりで飛ぶ鳥を落とすいきおいだった、中国のEVベンチャーがけっこうたいへんなことになっている。たとえば上海蔚来汽車(NIO)だ。

私は秋の広州自動車ショーで取材したときは、「政府が代替燃料車購入の補助金を絞るようになってもセールスは上向きになっています」と明るかったが、最新の報道によると、資金がショートしているそうだ。

コスト高、リコール(バッテリー発火問題があった)、それに販売減によって、これまでも事業の一部提携をしてきた広州汽車(GAC)からさらにいま10億ドルといわれている資金援助がないと、たち行かなくなるおそれがあるそうだ。びっくりした。

米中貿易摩擦の影響もあり、中国では自動車メーカーが(米国いがいの)海外市場の開拓をできるだけ早く行う必要に迫られているとか。

中国ではよほどのことがないかぎり外国人が運転することを許されていないので、どんなクルマだかよくわからないけれど、NIOに代表される中国の電動車は、装備とかは魅力的だ。電子技術の使いかたが新しいといったほうがいいかもしれない。

NIOはまた、専用のパワーチャージング・ステーションをはじめ、バッテリーパックの交換サービス「パワースワップ」などを提供する独自の戦略を展開してきており、これをビジネスモデルとして海外市場でも確立できれば、マーケティングとしてうまくいく可能性がある。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野で企業の仕事もときどき。 ライフスタイル系媒体を中心に 紙とウェブともに寄稿中。