オペルの思い出
さきごろオペルジャパンがスタートして日本での販売を2021年から始める予定という記者発表会があった。
私はGQに頼まれて取材に出かけていった。オペルは一時期はヤナセの販売網に乗ってそれなりに売り上げを伸ばしていたが、2006年に日本市場から撤退。いらい日本とは疎遠になっていたブランドだ。
いまはグループPSA傘下に入り、プジョーと車台を共用するモデルを手がけている。日本の発表会のために持ちこまれた上の「コルサ」は、プジョー208の姉妹車にあたる。
欧州ではオペル車を見かけるが、大きな市場を狙ったラインナップのため、逆に日本では”ガイシャ感”が薄いかもしれない。
かつては、AWDの設定もあったベクトラにはじまり、ティグラやメリーバやザフィーラといったコンセプトがユニークなモデル、それにシグナムというパッケージングにひいでたマルチパーパスなど、私は考えかたが好きだった。
それを期待してしまうのだが、日本ではどのようにグループ傘下の他ブランドとすみわけをはかっていくかなど未定とのことだ。
ただ販売店は専売店を作るらしい。
導入車種は、SUV「グランドランドX」、ルノー・カングーのライバルになりそうなプジョーリフターの姉妹車「コンボライフ」、そしてVWポロと同サイズの「コルサ」の3モデルだそうだ。
コルサのBEV車など電動車もラインナップに持つだけに、日本にも導入予定があるらしい。ただし「この時点では、あらゆる可能性があるとしか言えません」と、ドイツから来日したCEOは話してくれた。
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