バルナックライカOHへ

使っていたライカの調子が悪くなりました。

バルナック型といわれるこのタイプのカメラはフィルムを装填する際

幅を半分ぐらいハサミで切るのですが

そのときに粗く切りすぎたせいで

フィルムがスプロケットとうまくかみあわず

巻き上げ機構が正常に作動しなくなりました。

そこで修理へと思いましたが

なかなかここと思い切れるショップが見つかりません。

そうしたらいつもUOMOで写真を撮ってくれているナカニワさんが

銀座で知られたオールドライカ専門の改造および修理の個人店を

教えてくれました。

さっそく行ったところ「全体にガタついてバランスがよくないですね」との判断。

結局ボディはいまのところそのままにして

(いまライカのこのタイプのボディは安いそうです)

レンズだけオーバーホールをお願いすることに。

状態のいい同型モデルに触らせてもらったところ

まったく違う歯切れのよさ!

「フィルムも高いから1コマが貴重です。

デジタルカメラで撮ってみて気に入った風景があれば

最後にフィルムカメラで撮るのもいいですよ」とオーナー。

結局なぜフィルムで撮らなくてはいけないかという

自分への問いかけに行き着いています。

そこがおもしろいんですねえ。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。