山形緞通は500万円超のじゅうたん
山形緞通という日本ではわずか2社しかない
手織りで羊毛緞通(高級じゅうたん)を手がける会社。
このあいだ東京ビッグサイトでの
「インテリアライフスタイルリビング」で新作を見ました。
オリエンタルカーペット株式会社という1935年創業のメーカーで
皇居からバチカンまでが納品先。
糸から織りまですべて熟練職人が手がけるため
高いものは500万円を超えています(価格を決めるのは手間のかかりかた)。
上の画像はおなじ山形出身の工業デザイナー
奥山清行氏が手がけた「デザイナーライン」(いくつかラインがある)の新作。
手前が「HAMON」(200×200センチで40万円)。
盛り上がっているのがとてもおもしろい。
そうそう簡単には作れないだろうという出来です。
となりは過去の「SEKKEI」という作品。
自然をモチーフにているのと色のグラデーションを特徴にしています、とは
会場で会った同社の渡辺社長の弁。
もっとも手がかかっている「クラシックライン」(ここに500万円超のものがある)では
職人が丁寧に浮き彫りをするなど染色だけでなく
絵画でいえばマチエールのような質感が見事だなと僕ですら感心する出来ばえ。
会場ではこんなふうに有田焼が
内外のデザイナーを起用しての「2016/」
(ニイゼロイチロクプロジェクト)という展示も興味ぶかいものでした。
佐賀県とオランダとのコラボレーションだそうで
これなどすごい色めと質感(ざらついています)
クリエイティブディレクターを務める柳原照弘氏とショルテン&バーイングスは
佐賀県にある16の窯元・商社と
16組の国際的に活躍するデザイナーたちとプロジェクトを立ち上げた、と説明にあります。
「国際的に活躍するデザイナーが意図的に持ち込む新鮮な視点により
現代の使い手にも有田焼を提案します」とのこと。
ほかにも興味ぶかい出展いろいろで
時間がなかったのが悔やまれます
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