ベストマッチ
すこし前の話になるけれど、GQの稲垣さんが借りてくれたフィアット・ヌオーバ500evなるクルマにいたく感心してしまった。ベースはむかしのチンクエチェントで、中身はそれを電気自動車にコンバート。
これがじつにスムーズに走って、このクルマのイメージにぴったりなのだ。ヌオーバ500はさすがに非力で、80年代にイタリアで乗ったときですら、「遅っ」と思ったぐらいだから、いまの東京でなんて乗れたもんじゃない(いや、いまのほうが流れはジェントルかな)。
このEVはトルクがたっぷりある電気モーターの特性で、するするするっとじつにキモチよく加速していく。ブレーキには不安があったけれど、時速80キロていどなら車体も軽いし、まったく不安なし。むしろトヨタ2000GTのほうが、加速性とブレーキのアンバランスさゆえ、今乗ると怖い。
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