コンパクトなコンパス

ジープコンパスのマイナーチェンジ版に試乗。内外装の一部と装備の追加が特徴だ。
ジープのラインナップにおいて、レネゲードの上に位置する。前輪駆動仕様もあって、コンパクトSUVとして、使いやすさを狙った仕様である。
エンジンだけは大きくて、2.4リッターもある。次世代プラットフォームにならないと、ダウンサイジングできないかもしれない。
まあ、低回転域でのトルクがたっぷりあって、このエンジンならではの独特の乗り味が個性になっているのだが。
大きな10インチのモニターがついていて、アップルカープレイが使える。地図はユーザーのiPhoneを使う。書き換えとか考えると、そのほうが効率的という考えだ。
もちろん、Over The Airでの更新がユーザーとしてはもっとも便利。いっぽう、ディーラーにくれば、頻繁に書き換えてくれるというのも、ユーザー情報をリフレッシュできるので販売政策上メリットがある。
ということは、iPhoneつながせるのは、ユーザーにとって高いオプション代を払わなくていいメリットがあるのに対して、ブランドのメリットは少ない。ディーラー網への投資は大変だろうが、なんとかしたい分野の一つかもしれないな。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。