新クワトロポルテ登場

マセラティの大型スポーティセダン、クワトロポルテがマイナーチェンジ

17日に発表されました

新型はグリルなどの意匠が新しいものに。

さらにグリルはオートシャッター機能といい

冷却が必要なとき以外は閉じて空力を調整し

ダウンフォースを生む働きも担うように。

車種は出力の異なる2種類の3リッターV6に

4リッターV8

加えてV6には4輪駆動モデルも設定されました。


豪華快適志向の「グランルッソ」と

スポーティな「グランスポーツ」という

2種類のトリムが新設されたこともニュースです。

上の写真はゼニアシートを持つグランルッソです。

先進的安全装備もアダプティブクルーズコントロールや

車線逸脱警告機能や

死角からくる車両の存在を教えるカメラシステムなど

かなり増えています。

日本のこのセグメントの売り上げでは

さすがにレクサスLSに負けるものの

2位キープだとか。

マセラッティジャパンのジョバネッリ代表取締役社長(上の画像)は

「これからサービスに力をいれて

より多くの販売を目指す」とのことでした。


マセラティのアイデンティティになっているのは

1952年発表のスポーツカー

(当時はレースにも出られるクルマをスポーツカーと呼称)

A6GCSのようなクルマです。

パワフルな運動性能と

アンバランスなほど存在感の大きいグリルと

抑揚がついたスタイリングは

いまも大きな人気なわけです。


これが63年発表の初代クワトロポルテ

車名はイタリア語で「4ドア」だからなんとも素っ気ない。

マセラティには「ビポスト」(2人乗り)なんて呼ばれるモデルもあり

それだけで通じてしまうほど

シンプルなラインナップ

でもそれでも強烈な存在感があるともいえるわけです。

初代クワトロポルテは

4ドアのスーパースポーツと呼ばれていたのを思い出します

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。