ロシアのクルマの本
代官山の蔦谷書店では折りに触れて洋書
(この言い方アナクロですが字面がめちゃくちゃ好き)バーゲンを
やっています。
自動車関連書籍もけっこう掘り出しものがあります。
先週見つけたのはこの2冊。
サブタイトルにあるようにツアーリの時代から
ロシア2月革命のあった1917年までが一つのピリオドなんですね。
次はソビエト時代です。
ふつう技術史では第二次大戦の前後という分け方をしますが
ロシアでは自動車の発達史も
こんなふうに分けているんですね。
それだけに2冊の内容はひと味ちがったおもむきがあります。
おもしろのはロシア革命当時で
彼の国では英のオースティンの技術をいれた
装甲車(といってもプリミティブなもの)を多く作っているのです。
夢というよりは軍事という実用主義。
なのでページをめくっていてもあまり心は浮き立ちません。
やはりクルマというのは
つまるところ夢の産物だから魅力的なのだと
逆にこの2冊本が教えてくれるのです。
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