キリンの目線

ミラノのデザインウィークで出合ったユニークな家具がこれ。

トリノのOwanという新しい家具メーカーによる「ジラフ(キリン)チェア」です。

「”ここでない場所”にいられることが真のラグジュリー」と謳う

このブランドによる提案で

昨今の自然と一体化することを謳うホテルのブームとも

どこかで通底している気もします。

座面まではおいしょおいしょとハシゴを登ります。

座面高は4.6メートル

キリンの目の高さと同じなのだとか。

”下界”はこんなふうに見えます。


手前のひとがOwanのデザイナーです。

かなり高くて

ここまでしないとエサの木の葉にも届かないし

天敵も見つけられないという

アフリカの自然のおきての厳しさに思いをはせました。

別売りで巻き上げ式のリールとか

そこにアタッチする木製のシャンパンクーラーとかが

カタログに出ています。

ここで夕日を眺めながらひとり悦に入って

シャンパンを飲むのは

たしかにラグジュリーかも。

http://www.owan.it/

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。