街の記憶のしかた

ロンドンってロック少年だったぼくが最初に憧れた街で、そのときの心象をいまだにひきずっています。こんな景色をみると、急いで歩いていてもなんだかジーンとする。そのせいでしょうか。

つい街のスナップを撮ってしまいますが、ふたつ意識していることがあります。ひとつは店のショーウィンドウを入れ込むこと。もうひとつは自動車を入れ込むこと。そうすることで後で観たときに時代性が映り込みます。

ウォーカー・イバンスは商業ポスターを写真に入れ込むように意識したとのことですが、それも大事な要素かもしれません。

ブロンプトンからナイツブリッジにかけてのエリアだったので、パナメーラとかSクラスとかそんなクルマばかりですが。

上は通りから入ったところにある私有地。住宅が並んでいます。なんとも雰囲気あります。いまも異国情緒満点。若いひともこういう画像見てそう思ってくれるでしょうか。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。