恵比寿のcoyacoya
恵比寿に出来た「coyacoya」。教えてくれたのはKコーポレーションに勤務するTさんである。
恵比寿駅から明治通りに出てすぐだけれど路地にある、ちょっとわかりにくいロケーションもくすぐりがある。
とりわけおつまみ的な料理にひねりがあって、ワインにもよく合うのが印象的。
上はキャロットラペにさきイカが合わせてある。
下の左は「煮干しラーメン風味」とついたメンマ。
「あんまり出ないんですよ」とオーナーが自嘲ぎみに笑っていたが、いい香りで印象的な一品だ。
カウンターだけの店だが、ぼくが行ったときは男4人組がふた組もいた。ちょっとオシャレなかんじで恵比寿で何やっている会社だろう。会社の愚痴とか言っていないようなので不思議だ。
このお店の魅力をぼくなりに分析してみた。
料理がすぐ出てくる手際よさ、とは同じ業界で働く料理人たちによる評価だが、その背景にあるのは、作りおき食材をうまくアレンジしている点だ。
キャラットラペとスルメイカにしてもそうだし、そこから意外性を引き出している。
お酒の世界でいうところのミクソロジスト的な感覚を料理に活かしている。
だからさっと食べてワインとかビールを飲んでさっと出る。
そういう店なんだろう。
カウンターだけだし。そのうち片側はストールだってなくしてもいいかもしれない。
でもそれでいて、お金のありそうな客も多くて、場所えらびとコンセプトも(料理と同じように)上手にミックスしたかもしれない。
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