カルカッソンヌのストライプ

出張で訪れた仏ラングドック=ルシオン地方の中世都市カルカッソンヌ。

かつてはケルト人がいたものの、ローマ人の支配に代わり、シテと呼ばれる城壁都市がかたちづくらられたのは13世紀からとか。

いまはスイス人アーティスト、フェリス・バリニ Felice Variniの手による黄色いストライプがどんっと。眼をひく。

バリニはなんでもストライプをつけてしまうひとで、ホームページを見ると眼がちかちかするだろうが、なかなか興味ぶかい発見があると思う

ホテルではなにかの記念(アニバーサリー)と言っていた。

なんのためのストライプ(アルミテープらしい)なのか。

どうもユネスコ世界遺産登録20周年を記念してのインスタレーションのようだ。

こんなふうに街へと入っていく。

よくこんなもの建てたなあと感心しきり。

泊まったのはさきの城壁のすぐ近くの

Hotel de la Cite

ちゃんとした格式あるホテルで雰囲気がよい。

カーテンがちゃんとしまらないのでプライバシー的にはいまいちだが。

バーもよいかんじである。

こういうところではジンを頼むのは気がひけてしまう。フランスやイタリアにはおもしろいジンが多いのだが。

もうひとつ印象ぶかかったのは朝食。

さすが南仏。

チーズとハムのオムレツ、美味である。

アングロサクソンのものとは違う。思い込みか?

シアワセな味なのだ。

ただしゆっくり出来なくて、早朝には慌ただしく発つことになった。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。