Song To Songを観るべしいや聴くべし

偶然機内で観てラッキーだと思った映画が「Song To Song」。

2017年に米国で公開されたテレンスマリックの作品だ。

日本で知られているのは「シンレッドライン」(1998)だろうか。

ライアンゴズリング、マイケルファスベンダー、ルーニーマーラ、ナタリーポートマン……

それにパティスミスやイギーポップ、ぼくはわからなかったがカメオでジョン・ライドンとかも出ているようだ。きら星のキャストである。

編集にやたら時間がかかった作品らしく、2012年に撮影されたあと、ずっとポストプロダクション、編集をやっていたとか。

ルーニーマーラってこんなにかわいかったっけ?と思ったのも、そういう理由もあるのか。

その割には「わけわかんない」とか米国では評されて、「Rotten Tomatoes」のTomatometerでは43パーセントと情けない評価だ。

まあ、ミュージシャンとして成功しているヤツ、いまいち成功しないヤツ、売れない作詞家のオンナ……それが出てきて雰囲気的な映像が流れる。

ぼくは好きなんだけれど。

なにより音楽がすごい。

選曲センスが抜群だと思うのだ。

パティスミスの泣ける「Birdland」から、めちゃくちゃカッコいいシーンで使われるデルシャノンの「Runaway」まで。

クラシックもあればジャズもある。

上のクレジットで言いたいことが分かってもらえると思う。機内で手持ちだったため揺れてますが。



ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。