雪と溶岩と氷の国で

ランボルギーニ・ウルスでアイスランド南部をドライブした。

南部といってもしょせんはアイスランド。

寒いのであった。

ウルスはランボルギーニとしては久しぶりのSUV。

エンジンもヤルパ以来というV8。

アウディQ7と同じシャシーで、(ランボルギーニはあまり声高に言わないが)おそらくクワトロシステムも使っている。

前輪に最大で約7割、後輪には同8割のトルクを配分する。

アイスランドでは私は過去に谷底にまでレンジローバーで降りていった経験があったので、どれだけのことをやるかと思っていたが、どちらかというと走りを楽しむ内容。

850Nmの最大トルクなのですごい加速感だった。

いいクルマである。

2500万円超だけれど、この外観といい、売れそうだ。

ここはブラックビーチといって火山灰で海岸が覆われている。

アイスランド独特の土地。

とにかくなにもない場所である。

それが東京とか欧州から来るとじつに印象的な光景だ。

山とか氷は多い。

写真の山肌の緑色はおそらく苔。

アイスランドではいたるところ苔に覆われている。

溶岩を苔が覆っている。

それが道の両側に広がっている。

走ってはいけないし触っても(おそらく)だめ。

苔が大事にされている。

ウルトラセブンの舞台セットみたいだと思った。


氷と火山灰が織りなす風景。

立っているのは現地でコーディネーションを担当してくれたアイスランド人の女性。

アイスランドは好きらしい。

寒いとも思っていないらしい。

でもここは魅力のある土地だ。



ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。