ESで山口から福岡へ

レクサスの新型セダン「ES」で山口から福岡へと走った。

このクルマにはこの初夏に米国で事前試乗していて、そのときにとりわけ「version L」の乗り味のよさに感心していた。

今回もその印象は変わらず。

ほっとした。

なによりいいのは、乗り出したときの気持よさ。

開発担当者によると走りだしたときのクルマの動きを、ひとは意識しなくてもとてもよく感じるのだそうだ。

サスペンションのしなりかた、ハンドルの操舵感、クルマの反応、エンジントルクの出方と、細かいチューニングが奏功していると感心。

新しいダンパーとか効果的な技術がいろいろ採り入れられているのだ。

そこはさすがである。

美祢の秋吉台も走ったがワインディングロードでの楽しさも格別だった。

パワートレインに存在感が希薄なのが惜しかった気がする。

ライバルといえるメルセデスやBMWは、EV化が進むといわれている昨今でもエンジン開発の手をやすめず、いいエンジンを作っている。

レクサスに出来ないはずはないのではないかと私は思っている。

応援しているといってもいい。

これは「ES version L」にオプションで用意される「デジタルアウターミラー」だ。

鏡のかわりにカメラを使った技術である。

メリットとして、雨天や夜間に見やすいこと、見える範囲が広いこと、空気抵抗が減ること、などがあげられている。

アウディも採用しはじめた技術だ。

完成度とかに微妙な部分はあるが、使いやすい面が多いので試してみるといいだろう。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。