山口蓬春の画室から
山口蓬春(ほうしゅん)は1893年から1971年まで存命した日本画家だ。
西洋画を学んだあと日本画に転向しただけあって独特の画風を特徴する。
そのアトリエがいま葉山で「山口蓬春記念館」として公開されている。
そこにUOMOの取材ででかけた。
目的はスバルフォレスターの取材である。
ちょっとしたドライブにいい場所ということなのだ。
蓬春が夫人と住んでいただけあって南からの日差しが入るうえ、そちらの方角が海なので景色もとてもよい。
吉田五十八設計の画室(トップの写真)がよく知られているが、全体に昭和初期のいいかんじの家である。
感心したのは雨戸の戸袋だ(細かいが)
通常はレールがせいぜい2本だろうがここはものすごい数のレールが切ってある。
なので戸袋のなかで雨戸を中にゴトゴトときれいに収めていく必要がない。
これだけ(写真)のスペースをとっているのだからぜいたくだ。
おもしろかったのは庭に巨大なミモザの木があるとのことで春になったら再訪したいと思っていたら、「大きくなるのは誤算でした」と管理しているひとが言っていたことだ。
雰囲気が合わないとのことだ。
切ったらもったいないなあ。
せめて今年ぐらいは花がみたい。
そんなふうに思っているのだが。
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