思い出横町の思い出

新宿駅西口の思い出横町。

いまは観光名所になっている。

闇市がルーツなんだそうだ。

ここで先日、取材をさせてもらった。

そういえば新宿で”名店”と言われる店で取材すると、やはり闇市がルーツと教えてくれることが多い。

新宿は戦争で痛めつけられたひとたちが作った町なのだ。

こんな愉快なTシャツを従業員のひとたちは着ている。

表通りはチケット屋ばかりが軒を連ね、その裏(ハート?)は飲食店街だ。

私の家の近くに深沢商店街というのがあるが、ほとんどゴーストタウンと化している。

地域振興でアペリティフから飲食、そしてバーへという流れが出来るといいのではないだろうか。

サンセバスチャンみたいに、とはおいそれといかないだろうが。

ただしどこでも聞くのは後継者不足。

となると期待は銀行だ。

お店をやりたいひとには、ものすごく低利の融資をしてほしい。

そして半年して返済計画にめどが立たなかったら、それまでの融資への返済は反故にして、先の経営戦略の相談にのるとか、そこまでしてくれるといいように思う。

町が死んではいけないのだ。

渋谷のように(東急のいいなりに)めちゃくちゃになってもいけない。

私たちの手で再生させたいではないか。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。