ボーズがじょうずに

BOSEのヘッドフォンを愛用しているのだが、海外出張のとき、左チャンネルから音が出ていないのに気がついた。さっそくショップに持ちこむと「交換ですね」とのこと。

ユニークだなあと感心していばあいじゃないけれど、トラブルシューティングとか修理なんてめんどくさいことはしないで、製品によって決められた金額を払うと、新品に交換してくれるシステムに統一されている。

一瞬迷ったが、あきらめるのは惜しいので、新品に交換を選んだ。すぐ送ってきてくれた。なかには店頭でそれを聞いて激怒して、製品を置いて帰ってしまうひともいるんだとか。

じつは私は、これまでになにかを修理するとき「ここを直しても次にべつのところが故障したら、修理代が新品と同額ぐらいになってしまうなあ」などと考えることがあった。その意味では、BOSEのシステムのほうがいさぎよくて、価格がリーズナブルであれば、これもアリだと思う。ある意味、じょうずに構築されているシステムだな。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。