アプリにいまさらながら驚く

ラジオを聴いていたら、この曲すごい!と思うものが流れてきた。誰のだろう、少しマイナーそうだ、と思い、あ、調べるのにいいアプリがある!、と使ったのがShazam。一緒に、仕事をしているフォトグラファーのYさんから教えてもらったものだ。

iPhoneに入れたこのアプリを起動させ、ラジオからの曲に向けてマイクをかざしたところ、5秒で判明。はたして、その曲は、フランスの盲目のピアニスト、ジャン=フィリップ・リキエルの「Kandahaba-Paris」からの「Parole de Sage」のだという。バラフォン(木琴)奏者のランシネ・クヤテとのコラボレーションだ。

アプリはアマゾンミュージックのダウンロードのほうにガイドしようとするものの、家のオーディオで聴くのに値すると、CD購入。ソニアリキエルの息子でもあるこのひとが奏でるのは、たいへん美しいジャズで、キース・ジャレットのケルンコンサートなどが好きなら、一発で好きになる。本当はレコードで聴きたい。

なにはともあれ、なんとも便利な時代になった。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。