すごいとこ走ったような

このあいだ、軽井沢、というか、鬼押し出し先の群馬県エリアで、プジョー3008GTハイブリッド4なるフランスから来たSUVに試乗した。
前輪をエンジンで、後輪をモーターで駆動するハイブリッドタイプのドライブトレインを持ち、外部からの給電も可能(普通充電のみに対応)。
試乗会場はこれからオープンするビラタイプのホテル。ユニークなのは、裏手の山を開いて、短いトレッキングができるようにしているところだ。試乗会では、そこをこのクルマで走れた。小石を敷き詰めた道を、グッグッと駆動力をかけて登っていく。軽井沢とか八ヶ岳によさそう。意外なほどグリップがよくて、すごいとこ走った気がしないほどだった。走ったような、というかんじ。自然なかたちで、人間の能力をクルマが補う、といえばよいか。これこそ、フランス人がクルマに求めてきた究極の機能ではないだろうか。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。