遠いがきれい
千葉・九十九里の海岸で早朝撮影に立ち会う。夏は日の出が早いので家を2時に出なくちゃいけなかったりする。冬は遅いが寒い。どっちがいいかというと、悩ましい。
海岸っていうのは、それはそれとして、いいもんだ。
ちょうどローレンスダレルがアレキサンドリアを舞台に書いた小説(アレキサンドリア四重奏バルタザール)の中で海の描写を読んでいたからかもしれない。なんだか、ひときわ胸に響くものがあった。地中海と、千葉の海岸から眺める外洋とは、まったくおもむきが違うんだが。
それにしても、波ってなんで見ていて飽きないんだろう。世界共通の感情ではないようで、海がない国のひとはそうは思わないわけだし、ドイツ人は悲しいことがあると森に行って木に触れるとか。砂漠も大いなる癒しになるらしい。
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