CT5スポーツがいいという話

キャデラックCT5を私はけっこう好きだ。本国では、例によって、マーケットの要請に応えてSUVシフトをしくキャデラックも、セダン作りをやめない。その姿勢はいいし、実際の製品もよく出来ている。
兜町での試乗会のあと、1カ月ぶりに都内で乗ったのは、全輪駆動のCT5スポーツ。キャデラックセダンのトップモデルだけあって、小さくないサイズであるものの、活発に走るモデルだ。
排気量が2リッターもある。エンジン排気量のダウンサイジングを積極的に進めるドイツ車などと比較すると、もはや大排気量だ。なにしろ、メルセデスEクラスは1.5リッター、フォルクスワーゲン新型ゴルフは1リッターなのだ。
そのぶん、トルクもたっぷりあって、運転が楽しい。ドイツ車好きが乗っても、不満には思わないだろう。スポーティなクルマはやたらスポーティに仕上げるというドイツ車のやり方とは違い、乗り心地など快適性も確保されている。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。