手の届かないものに出合ったとき

オーディオの一大メーカー、ハーマンインターナショナルが、傘下のブランドの新製品を集めたプレス向け展示会を、さる9月12日に開催した。

そこで見てはいけないものを見てしまったのだ。

JBLのスピーカーシステム「LS100クラシック75」。すばらしい音で鳴るシステムだった。そんときは、頼んだわけじゃないけど、「Hotel California」を聴かせてくれた。音の粒が立っているかんじっていうのかな。きれいでパンチある再生能力。迫力あるライブの再生っていうのがJBLの真骨頂というのがよくわかった。

ベースはLS100で、ただし使うスピーカーはどれも、このモデルのために厳選されたもの。なるほどーと思うクオリティだ。

感動して、清水の舞台から飛び降りるつもりで、なんて考えていたら、5月に発売して、とっくに売り切れたそうだ。予注で売り切れなんて、ホームオーディオの世界も、まだまだ捨てたもんじゃないんだねえ。でも手が届かなくて残念だぞ。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。