マークとアトモス568

スイスの高級精密時計メーカー、ジャガールクルトが

先日新製品「アトモス568」を発売しました。

僕もひさしぶりに時計の発表会に顔を出しました。

アトモス・シリーズは

ジャガールクルトが1920年代に第1号を発表。

最大の特徴は半永久時計であること。

巻き上げは自動で。

どうやるかというと

混合ガスが気温差で膨張収縮し

そればムーブメント巻き上げのメカニズムに連動しているのです。

これが裏側にある「肺」のような部分。

1回の”呼吸”で48時間のパワーリザーブが行われます。

このへんのメカニズムの凝りかたが

精密腕時計にも通じて好き者にはたまらないわけです。

この「568」のデザインを手がけたのは

豪州出身のマーク・ニューソン氏。

かつて青山のイデーでデザイナーをやっていたこともあり

僕はなんだか勝手に旧知の間柄のように思っています。

優秀なデザイナーです。

このときも「久しぶりです」なんて挨拶が出て

(日本語を話せる)わかっているのかなと喜ばせてくれました。

「ミスターニューソン」と呼びかけたら

「マークで」とのこと。

で、話を聞くと

もっとも大変だったのはクリスタルのケースだったそうです。

「今回はメカニズムを宙に浮いたかんじで

設置したかった

でもそういうケースを予算の範囲内で作れるという

メーカーがみつからなくて苦労しましたよ」

ロンドンから到着したばかりのニューソン氏は

インタビューで答えてくれました。

結局この前のモデルも手がけたバカラが

「そんなの出来ますよ」といともあっさりと

引き受けてくれたそうです。

「最初からうちにくればいいのに、と言われちゃって」と

ニューソン氏は照れ笑い。

こんな置き時計があると楽しそうだなと

誰もが思うはずのプロダクトというのが

実物を目にしてのぼくの感想です。

#ジャガールクルト #アトモス568 #マーク・ニューソン

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野で企業の仕事もときどき。 ライフスタイル系媒体を中心に 紙とウェブともに寄稿中。