ポールの後で読んでいる本

ポール・マカートニー来日にタイミングを合わせたのでしょう。といってもたんなるブーム便乗本でない「ビートルアローン」。ぼくの最近の楽しみはベッドで1章ずつ読むことになっています。


ザ・ビートルズ研究家である藤本国彦氏の近著で、解散後のソロ活動を豊富なエピソードでつづっていて、感心させられることばかりです。


どうしてもポールのエピソードが多くなりますが(アルバムも多い)、めっぽうおもしろいのはジョンがらみのこと。文中で言及される関連書籍も多く参考になります。


あとはジョージとポールの確執がかなりの頻度で登場。著者の視点が判官びいき(?)のせいか、ジョージの活動をあたたかく見守るような書き方が印象的です。


それにしてもよくまあ集めた、と感心するエピソード満載。基本は人間関係を中心にしぼられていますが、それはそれでよかったのだと読みました。



ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。