ミライースのおどろき

ダイハツの軽乗用ミライースがフルモデルチェンジ。さきごろ試乗会がありました。おどろいたのはこの車型いわゆる2ボックスが軽自動車の世界ではニッチ(すきま)といわれていること。

「いまこの車型といえばスズキさんのアルトとこれぐらいしかありません」。ダイハツ工業の開発担当者はそう言う。ぼくはスズキ・アルトもかっこいいなと思っているし、おそらく世のひとも同意してくれるのではないだろうか。

しかしいざ買うとなると「やっぱりハイトワゴン(全高が175センチぐらいある)とかのほうが便利そうだし」となる日本人特有?の”いざとなったら”心理が働くらしい。それで2ボックスは市場では敬遠されがちとか。

ミライースは3気筒エンジンに無段変速機の組み合わせ。先代は中間加速を変速機制御で対応していたが市場での評判はいまいちだったらしい。「もっと力があれば」という声に応えて今回はエンジン制御を燃費に影響しないぎりぎりのところで見なおしたという。

実際に街中では使い勝手がよい。すいすいっと走ってくれる。ハンドルがすこし重めの味つけなのもぼくの好みだ。乗り心地はやや硬め。高速ではその印象がさらに強くなる。あとで確認したら「小川さんが乗った14インチでなく13インチを試してください」と言われた。そちらが開発責任者の肝煎りらしい。

ぼくはこういう機能主義的なクルマに惹かれる傾向があるので新型ミライースいいなと思った。東京での仕事はこれがあると便利だろうなと。とくにベーシックグレードのヘッドランプはLEDでなくハロゲンでお目々ぱっちりタイプでより魅力的だ。しかも13インチだし。

ただそうするとキーレスエントリーとかいくつかの便利な装備をあきらめなくてはならない。自動車って開発者は13インチが理想的といってもマーケティングは便利な装備をいろいろ選べるようにした14インチタイヤ装着車を買わせようとする。

べーシックグレードの「L」は87万円から。でも安全装備があったほうがいいなら93万円。これが最上級グレードのGだと120万円になる。ぼくの理想の組み合わせは「L」でいいから13インチにアルミホイールを組み合わせ、キーフリーシステムを装備すること。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野で企業の仕事もときどき。 ライフスタイル系媒体を中心に 紙とウェブともに寄稿中。