フェラーリ70周年
9月9日(土)と10日の週末、イタリアはマラネロでフェラーリ70周年を祝うイベント開催。1947年から今年2017年までのフェラーリの歩みを振り返りつつ、F1をやり同時に世界最高峰のスポーツカーを作りつづける同社のブランドイメージをより強固なものにするコンテンツだった。
メインはRMサザビーズによるオークション。限定で生産された超パワフルなハイブリッドスポーツカー、ラ・フェラーリ・アペルタの特別な内外装のモデルが830万ユーロ(約10億7,700万円)で落札されたのもニュースになった。
もうひとつはコンコールデレガンス。歴史的なクルマのなかから、フィオラバンティやラマチョッティという歴代のピニンファリーナデザイナーや、ペブルビーチなどの同種のイベントにも参加するベテラン審査員がクルマをチェックしていく。
「突然クルマが動かなくなっちゃってさ。焦っているところ」。というスイス人オーナーと話をしたあと、こういうふうに審査員が登場。オーナーも大変だ。
土曜日は昼間の天気はよくて、ずらりと並べられた歴代のフェラーリを間近で堪能できた。詳細はまた書こうと思うけれど、時代ごとに少しずつ違いを見せるスタイリングなどを追っていくことで、自分の好みが改めて確認できたのもおもしろかった。
ぼくはやっぱりこのへん(365BB)あたりが好きなようだ。いっぽう、背後に見える1953年の375MMのようなクルマもストーリーを聞くとすばらしい。しかも実車は工芸品のようなすばらしさ。そういうことに改めて感心できるのがイベントのよさなのだ。
土曜日の夜はディナーのレセプションがあり、そのあとフェラーリの歴史を振り返るイメージフィルムの上映。けっこう勇ましいイタリア国家を聞いたあと、一瞬のポーズが。終わりかと思うと、「次にサプライズがありますからこのまま残ってください」と文字が出た。
そして大雨のなかジャミロクワイのライブが始まった。ジャミロクワイ、ファンクな楽曲のオンパレード。久しぶりに聴いたけれど楽しかった。ジェイ・ケイのヘッドギアーはちょっと夜店で見かける電池内蔵のキラキラ光るオモチャを思わせる笑。
ひとつひとつがヤマアラシのように寝たり起きたりする。色も変わる。どこでどうやって操作しているんだろう。おもしろい。大雨のなかがんばった。
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