レストアについて

いま発売中の「リシェス」では「リストア」の小特集。腕時計とクルマがメインテーマなのだ。そこで原稿を書かせてもらった。

なにしろクルマの業界は、メーカーじしんによるレストアが大きな流れになっている。新しいクルマもいいかもしれないが、憧れたクルマとか、いま見て新鮮なクルマとか、ニーズは多いようだ。

上は初代レンジローバー(1970年発売)。ジャガーランドローバーはレストアに熱心なメーカーで顧客のためにピカピカの状態に仕上げてくれる。

しかも下のような特製プラックまでつくのだ。よく眺めると「above & beyond」といういまのスローガンまで入っているのがおもしろい。

ジャガーもいろいろレストアする価値のあるクルマが豊富なブランドだ。おもしろいのはかつてのEタイプシリーズ1(61年)をベースに電気自動車を作ったこと。

EタイプZEROといい、完全なEV。おもしろいものを思いついた。ZEROとはゼロエミッション、排ガスゼロを意味しているのだろう。

わざわざ貴重な古い車体を使ってはもったいないという意見もクルマ好きから出ているけれど。まあそれもよくわかる。でもフューエルリッドを開けると給油口でなくEVのプラグがあるというのは、おもしろい画像だ。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。