最近のベストフィルム

さいきん観た映画でベストだったのは「目撃者」。新宿のシネマカリテ(しようもなく使い勝手も悪い映画館だが)都内では単館ロードショー。

内容的には単館でなんてもったいない。台湾のチェンウェイハオ(程偉豪)監督作品で、よく出来たスリラーだ。144分あるのだけれど、身動きもせず観てしまった。こういうのは映画館での醍醐味。

カイザー・チュアンと美人モデル出身のティファニー・シューが主演で、もちろん上手なのだけれど、アン・リー監督の息子のチュン・リーやアリス・クーらの脇役がすばらしい存在感。

このあと台湾人のジャーナリストと話す機会があったので、この映画の話をしたら知らなかったのでこっちが驚いた。でもティファニー・シューはアウトスポークンだし、活動家だし、(もちろん美人だし)で大好きとのこと。ほほえましい。

台湾映画はシンガポールやアメリカからも役者をひっぱってこられるので、けっこう層が厚いのだろうか。

もうすこし拡大ロードショーやればいいのにと思うのだった。





ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。