ドイツに来たからには

いまフランクフルト。ここに来たらなにをおいてもやるよね、というのがアスパラガスを食べること。

太くてジューシーで、しかも根元まできちんと食べられるし、味も予想以上に均一。みごとな出来だ。

イタリアのトリノでもアビリニャーノ湖のあたりで太いアスパラガスを食べるが、穂先しかちょこっとしか食べない。

この時期ドイツの田園地帯はこのホワイトアスパラガス用に、大きなうねをつけた畑がやたら目につく。

うねを高くしてアスパラガスに太陽の光があたらないようにして、白いものを作るのだ。

ドイツではアスパラガス専用メニューも用意されるほどである。

でも今回こんな僥倖にめぐまれるのはひと晩だけだろう。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。