骨盤から設計されたという

マツダ3の試乗会が栃木のテストコースで行われた。

用意されていたのは、1.8ディーゼルターボのファストバックと、2リッターガソリンのセダンだ。

並べてみるとノーズ部分の加飾などにちがいがありファストバックのほうがスポーティな雰囲気だ。

クルマはびしっとしていた。

人間が歩くとき骨盤が動きをコントロールしているおかげで頭の揺れが最小限に抑えられているし、上体が大きくブレることもない、というところから設計されたのだそうだ。

実際にシートの設計はからだをうまく支えてくれて、いちど座るとオシリが動くかんじもなく、運転中もからだが不用意に動かないかんじだ。

車体のロールは抑えられているし、同時にハンドルを切ったときにゆっくりと傾く。

人間の感覚に忠実に作ったと開発担当のひとが教えてくれたが、なるほどと思った。

コンパクトなクルマの印象があるけれど、実際はファストバックで全長が4460ミリある。

使い勝手のいいサイズといえる。

後席も広くて、先代(アクセラ)よりうんと使いやすくなっているのだ。

前日の夜は雨だったせいで、写真をみるとどんよりしているなあ。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。