限定30台というボルボ

S60 T8 Polestar Engineeredは、限定30台で2019年12月に発売されて、とたんに売り切れたちょっとスポーティな仕立てのプラグインハイブリッドセダンだ。これはなかなかよい。

2019年秋に売り出されたS60にはプラグインハイブリッドモデルが2つ。このクルマと、すこしパワーが低めに設定されたS60 T6 AWD TWIN ENGINEである。

ボルボはハイブリッドシステムをツインエンジンと呼んでいる。レクサスやメルセデスなどと異なり、エンジンのパワーアウトプットにモーターを組み込む式でなく、エンジンで前輪を、モーターで後輪を駆動するシステムゆえでもある。

いまのところバッテリー容量は12kWh未満なので、ものすごくパワフルというわけではないものの、キモチよく走る。モーターだけで走ることも出来るし(だいたい50キロ)、ハイブリッドモードといってアクセルの踏みこみ量などを目安にエンジンとモーターを適宜使いわけるモードを選ぶことも可能だ。

車名に入っているポールスターとは、ボルボ傘下でハイブリッドモデルのチューニングを手がけている。独自のBEV(バッテリー駆動の電動車)クーペも発表している。また、ハイブリッド車のパワーをあげるROMチューンキットも販売している。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。