これがまたよい

アマゾンとともに乗れたのが、ボルボ「240GL」。1993年型というので、最終年型だ。ワンオーナーだったそうで、日本でボルボのクラシックカーサービスがレストアして商品にした。

これがじつはかなりよくてヤラれた。

私は当時新車で240シリーズにはそうとう乗っているのだけれど(最終型をスウェーデンで乗ったこともある)、いまのほうが感激がひとしおだ。

いいのはトルキーなエンジンと、やわらかい足まわりと、それにシート。

とくに、おそらく前のオーナーがほとんどひとを乗せていなかったんではないかと思われるリアシートの座り心地のよさにはビックリした。

レザーでないのもよかったんだろう。バネがしっかり効いていて、まさに北欧の高級家具そのもの。いまでいうと、「コーアクリント」の伝統的な作りをしているラウンジチェアを思い起こさせる。

これだけで私はこのクルマが欲しくなってしまった。

回転半径も小さいし、東京でも使いやすそうだ。

そろそろセダンのサイズ、このぐらいに戻すときが来ている。

トヨタのカローラは日本専用サイズだったのを思い出した。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。