ラリーカーのこと

GQウェブで、なつかしのラリーカーのホモロゲーションモデル(公道用)についてエッセイを書いた。

国際競技に出るために国際自動車連盟では量産車を限定的でもいいから生産することを義務づけた。それがホモロゲーションモデル。

ラリーではそれが市販されて、コレクターズアイテムになっている。

ルマン24時間レースが含まれる世界耐久選手権では、例外的にプロトタイプというレースのためだけに開発したクルマが許されているが、「昔のように量産車ベースのルマンがいい」という声が多いようだ。

私はラリーのホモロゲーションモデルだと、ランチアが作ったストラトスが大好きだ。実際に競技では強かったが、スタイルはとんでもなく常識外だ。こういうクルマは、なにかの偶然が重なって生まれるのだろうか。それとも必然が?

そういうところが自動車のおもしろさなんだと思う。



ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。