ジャガーというブランドの起源について

このあいだ「webCG」という媒体で、ジャガーのブランド論を書いた。なぜジャガーという名前に好感を抱くのか。(ちょっとだけ)文化的な背景を加味した一種のエッセイだ。

私はもちろんクルマが好きだったので、ジャガーには憧れたクチだ。自動車にいろいろ乗るようになって、新旧のジャガー車にいろいろ乗ってきた。なかでも、いまも強く心に残っているのは、スポーツカーEタイプ(上の画像)だ。

じつはこのクルマ、乗り心地がふわふわしている。地面に張り付くようなかんじではない。それはおそらく米国が重要なマーケットだったからかもしれない。オカネモチに乗ってもらうには、この種のわかりやすさが必要だったんだろう。

そのあともう1台私が好きなジャガーが出た。1996年の「XK」だ。こちらもふわふわしていた。やや頼りないという感想を持つひともいたけれど、Eタイプが好きな私にとっては、これこそリッパなジャガーのスポーツカーの乗り味なのだと思ったものだ。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。