スクランブルの意外にいいところ

渋谷の駅前に出来た「渋谷スクランブル」。私の総じての印象は「最悪」である。JRによくあるアトレのようにビルの寄り集まり。全体としてのイメージが湧かないのがひとつ。

もうひとつはエレベーターだ。本数が少なすぎて、途中の階で乗りこむことはいつも難しい。10階以上のレストランフロアに行くのに、20分以上なんでざら、というのが私の記憶だ。

でも、しかたなく、このあいだ、ここに入っている「au」に出かけていった。ここだけはけっこう空いている。アクセサリーとか売ろうとする姿勢は、街中のショップとおなじだけれど(笑)清潔感がある。奥にはなんなら予約なしでとびこめるappleのスマートメディアのリペアセンターもあるし。

ここに私が行ったのはiPhoneの機種変更のためだ。12で256GBのモデルはほとんど手に入らないのだが、ここには残っていた。色は選べない。まあ、いまは”ごほうび”もないし、機種変更のよろこびもほとんどゼロになってしまったので、どこで買ってもおなじだ。

娘が欲しがった11は市中の、いわゆるショップでもはや買えないので、アップルストアで買った。聞けば、11はアップルがもうキャリアには卸さないんだそうだ。私が探していた256GBの12も同様。「めったに入荷しませんよ」と数軒で言われた。

iPhoneじたいも機能はすこしずつ上がったし、家のルーターの5Gモードが使えるようになったのは、悪くはない。でも、劇的なよさではないな。

かつては生活を変えてくれるようなパワーを感じさせたスマートフォンも、印象としてはだいぶコモディティティ化した。あとは個々のキャリアが、どれだけ購買者の喜びを演出してくれるかにかかっている。係をみていると疲れきっていて、そこまで要求するのは、かわいそうだけれど。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野で企業の仕事もときどき。 ライフスタイル系媒体を中心に 紙とウェブともに寄稿中。