自動車原稿のアンチョコ

私が原稿(古いクルマ)を書くとき参考にさせてもらっているのが、ニ玄社の自動車アーカイブと、カーグラフィック社の「大全」シリーズ。
とくに後者は、斤量のある紙使っていることもあり、ものすごいボリュウム感だ。書架から引っ張り出してデスクに広げるだけでも、ひと仕事した感がある。この道の先輩の尾澤英彦さんの力作である。
これまで、日本車とイタリア車があり、そこに今月、フランス車大全が加わった。カーグラフィック社の加藤哲也社長がすぐに送ってくれた(もちろん請求書付きで)。
私はこれらを読んでいて、今度は、裏大全というべきか、それらの車種の日本でのリアルストーリーを紹介したくなってきた。当時の話から、いま買うとしたら?というところまで。
たとえば、いま人気も取引き価格も高いメルセデスベンツの500E(maru)は当時、期待ほど売れなくて最終年は輸入中止。もう一つの問題点は過大ともいえるブレーキ鳴き。日本でほSLのものに交換して売ってたとか。
インポッシブルドリームであるが。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。