僕が大好きな5シリーズ

BMWの初代5シリーズ(1972年発表)は僕の大好きなクルマです。

エレガントでスポーティでバランスがすばらしくよいセダン。

ディテールもよくて

ヘッドランプまわりとかバンパー下のウィンカーの形状とか

ウィンドウグラフィクスとか

リアのコンビネーションランプとか

そしてインテリアにいたるまですべてに神経が行き届いています。

この黄色い車両は先日7世代目になった5シリーズ(G30型)の

試乗会で訪れたリスボン近郊のゴルフリゾートでのもの。

インテリアはスポーツハンドルやスポーツシートを装備しているけれど

どれもオリジナル。

機能的でいまでも充分魅力的だと思うのです。

本当はこのとき運転させてもらえるはずだったのですが……

揃っていた歴代5シリーズのうち

他国のジャーナリストがブツけてしまったものがあるとかで

(そういえば96年発表のE39とか見当たらなかった)

同乗試乗のみということに……。

それでは乗る気もおきませんが(強気)

でも動いている姿を見られてなんだか嬉しかった。

この色もいいですね。

こうやって新旧較べてみると

自動車のスタイリングの進化の不思議さを思います。

ファッションは螺旋のように回帰してくるといいますが

クルマは変わり続けなくてはいけないという

宿痾をもっているのでしょうか……(ちょっとオオゲサ)

新型5シリーズはコネクティビティや

先進的安全技術のかたまりで

自動車が大きく変わるターニングポイントにあるクルマです。

その意味で象徴的な2ショットを撮ったのかもしれません。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。