小田原へおいしいものを求めて

First Driveというサイトで、「タイヤを擦り減らしてでも行きたいレストラン」という月イチ連載をはじめた。短期で終わるか長期になるかわからないけど。

先日公開された第1回は、アウディRS Q3スポーツバックでもって、小田原の「メシモ」というレストランに出かけた。店の雰囲気は、フランスの田舎町で気鋭の若いシェフが始めたという雰囲気を連想させる。むかしはよくそういう店を取材したなあ。

シェフは大阪「HAJIME」出身で、共同オーナーのソムリエ兼サービスは「NARISAWA」でソムリエをしていたひと。それから連想できるとおり、いい店なのだ。料理は小田原周辺のものをなるべく使うようにしているとのことで、魚介と肉と半々ぐらいでコースが構成されている。

コースはランチ7000円(3500円もある)、ディナー1万円。価格に見合う内容で、創意工夫された料理を楽しめる。上の画像は相州牛のランプ肉のタルタルに、(なぜか)ウニとフランスのキャビアを載せたもの。ウスターソースとケッパーという伝統的な調味料を軽く使ったタルタルはうまい。

これは前菜の1品。メヒカリを素揚げにして春巻きの皮で巻いている。ほろ苦くて、食欲を増進させる。日本ふうとフランス料理ふうのミックスがなかなか洒落ている。

夜はテーブルクロスとキャンドルというしつらえになるとのこと。ワインもジマンとのことで、小田原に泊まるつもりで食べにいくのもとてもいい過ごしかたになりそうだ。新幹線で品川と目と鼻の先の距離だし。東京のレストランに行っているばかりが能でない、と思わせてくれるレストランだ。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。