ジウジアーロとSEIKOの再会

こちら2017年5月に発売されたSEIKOアストロン「ジウジアーロ・デザイン」。GQ6月号で取材しています。イタリアのジョルジェット・ジウジアーロとSEIKOとの関係は「セイコー・スポーツウォッチ・スピードマスター」(82年)がいまも有名。

今回はストップウォッチ機能を使いやすいようにケースとバンドをオフセットさせるデザインを継承。質感あるチタンとセラミックの素材感とともに、大型のプッシュボタンとそこに配された赤の差し色とブラックの本体色が特徴的です。

赤い差し色は自動車デザイナーっぽい発想です。SEIKOがそう求めたのかもしれませんが。クルマ好きだとなんとなく欲しくなる、そんなツボを心得ているデザインといえます。アストロンはGPSソーラークロノグラフ。世界限定3000本。日本での価格は30万円です。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。