複合交通を考える

欧州ではずっと以前から交通の乗り入れ問題がとりざたされていました。有名なのは、街中と郊外(あちらは城壁都市が多いのでこの概念が成立するわけですが)とで交通手段を切り替えること。

郊外は自動車を使って街中は電車とか電気自動車(のタイムシェア)というのは一般的な考えかたです。もうひとついいなあとぼくが感心しているのは自転車と公共交通との共存。これはシュトゥットガルトでの光景ですが電車のホームです。

電車や市電には自転車用車両があるし、バスは車両の外側に自転車を搭載できる装置がついていることがあります。積極的に自転車と共存している。モビリティという概念が発達しているからできることでしょうか。

もうひとつは東京みたいに人口の過密化(によるラッシュ)がないからできるのでしょう。おそらくニューヨークだってロンドンだって無理でしょう。見た記憶はないです。

でもやる気になって出来る場所からこういうことはどしどし真似するとよろしい。ぼくはこういう考えかたが大好きです。


ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。