凝りに凝ったホイール
ポルシェのこの500台限定の911ターボSエクスクルーシブシリーズ。とにかくスペシャルな要素の多いモデルです。なかでも凝りに凝っているのがホイールです。ホイールに凝りまくるとうところがポルシェらしいというか。さすがレースカーも手がけているメーカーです。
凝っているというのは、塗り方。まず下地としてゴールドの塗装をしてその上にハイグロスブラックを上塗りし、あとで部分的にレザーでブラック塗装を削って下地のゴールドを露出させるというもの。
「いまのところ我われしか採用していない技術です」とツッフェンハウゼンでの技術者は語っていました。
この「ポルシェエクスクルーシブマヌファクトゥア」は当初「パーソナリゼーション プログラム」と呼ばれていたオーダーメイドサービス。1986年に「ポルシェ・エクスクルーシブ」に名称変更。そしていま、名称変更するとともにこのような限定車のプログラムを積極的に進めていくことにしたそうです。
ぼくが訪れたときはジャーナリスト向けのプレゼンテーションを行っていたので、こんなふうに古今のスナップ展示がおもしろいものでした。
同時今回は500本限定のウォッチもポルシェデザインから発売されました。オーナー限定(1台に2本でなく1本)。女性ウケする腕時計も欲しいのでは。機能とエレガンスとのバランスどりはなかなか難しいかもしれませんが。
腕時計は裏がシースルーになっていて自動巻のローターがホイールと同様のデザインになっているのがわかります。おおよそ100万円。それにしてもポルシェのロゴの精密さには舌を巻くばかりです。
ボディカラーとストライプのイメージがダイヤルに活かされています。ベルトはシートとおなじようなパターン。「こんなクルマに乗っているんだよ」と言えるわけです。
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