Sクラスが大きく変わった

メルセデスベンツの旗艦Sクラスがビッグチェンジを受けました。中心はエンジン。そして先進的安全装備と運転支援技術。試乗会がチューリッヒで行われました。

新しいSクラスはグリルの横バーが3本になっています。ヘッドランプのデイタイムランニングライトも3本です(Eクラスは2本、Cクラスは1本というぐあいになっています)

もっとも大きな特徴は新しいエンジンがどっと搭載されたこと。S560(日本に入ってくるのはS560 long)のエンジンは4リッターV型8気筒に。メルセデスAMGのS63のV8も従来の5.6リッターから4リッターへと変更されました。

排気量は小さくなり燃費も上がったけれどどれもパワーはアップ。そのへんがたいしたものです。4リッターV8は乗るとすさまじいと言いたいぐらいのパワー感。とくにメルセデスAMGですごいと思うけれどS560だって超がつくぐらいスムーズです。

上はチューリッヒのホテルでの朝の風景。出発前に試乗車を並べているところです。ホワイトとグレーの入れ子のような置き方になっています。今回は日本には(当面?)入ってこない新エンジンの車両とかもありました。

いまガソリンエンジンが終焉みたいなこともいわれますが、メルセデスのあたらしいパワーユニットを体験すると、やっぱりすごいなあと感心します。

運転席はセンタートンネルを大きめにしてけっこうタイト。ドライバーズカーであることを常に意識させるつくりです。本国では6つの設定があって音や室内照明や場合によっては香りやシートのバイブレーターまで使って乗員の気分を盛り立てる仕掛けも用意されています。

いっぽうリアシートはロングホイールベースバージョンにはこんなファーストクラスパッケージも継続設定されています。大きなリクライニング機構です。エグゼクティブは移動中に真剣に休みたいというわけで。



ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。