ドイツでのランチ

夏休みはドイツで過ごしました。今年4回目ぐらいのドイツ。仕事仲間は「なんでわざわざドイツ?」と笑いますが、でもロマンチック街道とかノイシュバンシュタイン城とか、いちども観たことなかったわけです。見たことあるという仕事仲間、ほとんどいません。苦笑

ルフトハンザドイツ航空でフランクフルトまで行きました。ルフトの機内食、さいきんはANAよりはぜんぜんおいしいのではと思います。でもどうして十年一日のごとく、そうめんがつくんでしょうね。


ドイツには夕方入って、翌日はオペル動物園に。存在は知っていましたが行ったのははじめて。ぼくはドイツの動物園というとベルリンの大きなものと、最初に灰色熊をみて「こえー!」と思ったシュトゥットガルトのものしか知りません。

オペル動物園自然をうまく活かしたすこし多摩動物園のかんじでよかったです。ここではカリーブルスト(ニュルンベルガーのようなソーセージ(wurst)にカレー粉をふりかけた、もともとはハンブルグとかベルリンの料理?)を。


次の日のランチはローテンブルグ(ここも初めて行った)の「グロッケ」というワイン屋さん併設のかんじのよいレストランでロールキャベツ。ここのは日本のようにしっかり巻いていません。ソースもトマトも入ったミネストローネのような野菜のもの。もとは屑野菜で作ったのでしょうか。

インプレッシブではないですが、素朴で悪くない料理です。ランチでなければフランケンワイン(改めてフランケンっておいしいなと思ったのも発見)と一緒に食べたかったところです。

つぎの日は巨大隕石が落ちたあとに街が出来たという、しずかなかんじのネルドリンゲンでウィーナーシュニッツェル。こうして見るとぼくはなぜかポテトのほうを強調した写真を撮っていることに気づきます。

つぎの日はノイシュバンシュタイン城のふもとのいかにも観光客目当てのレストランでニュルンベルガー。ここのはなんでこんなシワくちゃなのか。でもザウアークラウト(酢キャベツ)と蒸しポテトは日本のものよりはるかに風味があります。

そのあとミュンヘンに移動ですが時差とか朝飯をいっぱい食べたとかいろいろあって、昼食をちゃんと食べませんでした。そのぶん夜はこんなものを……。

マリエン広場裏手の観光客に有名な「ハクセンバウアー」で名物料理であるシュバイネハクセ。ローストのあと揚げている(はず)の豚料理です。皮はぱりぱりとよく表現されていますが、ぶ厚い上に揚げているので硬くて皮というよりヨロイみたいで食べられませんでした。

帰国のときはミュンヘンからフランクフルトへの機内でサンドイッチ。シンプルなハムサンドですがなかなかおいしいのです。そして空港でまたもやカリーブルスト。

これも美味でした。ビールによく合う味。ドイツはワインとビールがうまい。料理はどちらかというとシンプルで飽き気味になりますが、合わせるとこれでいいじゃないかというかんじなのです。

機内で日本到着前のランチ。昔にくらべるとホントおいしくなりました。がんばってる。

ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。