サンフランシスコで止まったホテル

サンフランシスコでは3泊。毎日ホテルが変わっていた。

初日は市内のSt Regis。朝チェックインしたせいか、ここにはいちばん長く滞在した印象がある。サードストリートとミッションストリートの交差点で、SFMOMAの隣りというなかなかよいロケーション。

このときはイースターのせいかホテルは空いていた。レストランは1階で通りに面している。着いて早々、ランチを食べた。日本ではグーグーみなさんが寝ている時間帯だ。


頼んだのは、プライムスカートステーク。スカートだからハラミ近くの部位か。サシが入っていないのがありがたい。噛み応えもしっかりしていて、日本ではいまだに(?)食べられないステーキだ。

朝食はおなじレストランでアボカドトースト。サンフランシスコ近辺はアボカドだらけ。


2日めはソノマのMontage Healdsburg。ワイン畑に囲まれたコテッジタイプの宿泊棟が敷地内に点在している。シャワールームを除くと、お、露天シャワーだ。


私の経験からだと、バリ島のアマンを連想させた。でも、それがじっさいはアマンダリだったアマンキラだったか。それともさらに別のアマンリゾートだったか。記憶のなかで合致しなかった。ダメな頭だ。


ここでの朝食は目玉焼きにポテト。おもしろいのは、トマトが枝付きのまま焼かれていること。やたら甘いトマトだった。これにさらにアボカドをサイドで注文してしまった。

ものすごく大きいアボカドの半分がこんなかんじでスライスされてきた。トーストしたサワードー(パン)に載せるとかなりうまかった。薄いトーストでもよさそう。ふりかけてある岩塩はよけいで、そのかわりオリーブオイルが欲しかった。

サンフランシスコ最後の夜は空港に隣接したグランドハイアット。六本木のグランドハイアットよりはすこし格が落ちるかんじだけれど、宿泊費はけっして安くない。

昼間にラウンジチェアに腰をおろして、BOSEの「サウンドリンク」で音楽を聴きながら滑走路とフリーウェイをぼーっと見ているのは、もっとももったいない時間の過ごし方だ。そう気づいて市内に(じつはPCR検査を受けるため)。

ここでもアボカドトーストを頼んでみた(サイドはベーコン)。レストランによってまったく違うものが出てくるのがおもしろかった。けっこうヘビーでひとつ残してしまった。同じ味なのも個人的には飽きた理由。でも米国にいるあいだは、日本の3倍ぐらい野菜を食べていた。米国は野菜好きだということがわかった旅だった。

そうそう、ここが傑作で、サンフランシスコ市内でバーだと思って入ったらラーメン屋だった、というハナシ。



ogawa fumio HP

小川フミオのホームページ フリーランスのライフスタイルジャーナリスト。 クルマ、グルメ、ファッション(ときどき)、多分野のプロダクト、人物インタビューなど さまざまなジャンルを手がける。 編集とライティングともに得意分野。ライフスタイル系媒体を中心に紙とウェブともに寄稿中。