奥琵琶湖のロテルデュラク
PENの旅の宿特集号で奥琵琶湖という少しへんな呼び方をされることもある地域の「ロテル・デュ・ラク」を取材。ウリは眼の前にどんっと広がる琵琶湖の景色と、田崎真也氏がプロデュースしたレストラン。
米原(駅前なんにもなし)から出かけていきます。琵琶湖の周辺は反時計回りにいくとほぼなにもなしということもわかった。なんだかもったいない。
上は藤尾ポークという滋賀県の生産者による豚を使ったグリル。一帯は発酵食品が伝統的に多いところだそうで、これには醤(ひしお)をソースに使っている。なれずしをアクセントに使う料理もあるようだ。
上はコースのとき用意されるワインの一例。おもしろいのは、滞在期間中ワイン飲み放題というプログラムがあること。ただし飲みきってから次のワインというのがルールだそう。いったいどのぐらい飲むひとがいるんだろう。2人だとけっこういきそうだ。
これは本館のスイートの一例。これを観ているとどちからというと2、3泊向けというかんじだ。コテッジもあり、そちらは家族連れの利用者も多いそうだ。
ホテルから観る琵琶湖の景色はむしろ冬のほうがいいんだそうだ。ぼくは原稿を書くときに白洲正子さんの「かくれ里」を参考にさせてもらったが、70年代の初頭に出た本である。
舟でないといけない村落があったりして、おもしろい。はやくからこのへんに注目していた炯眼ぶりはたいしたものだ。
瀬戸内海の島といい、いまもかくれ里のような場所があるような気もする。ひとは時々そういうところに身を隠したくなるものだ。だから受けるのだろう。
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