東京オートサロン2018
レースカーを中心とした改造車のエクスポ「東京オートサロン」2018年が幕張メッセを舞台に2018年1月14日(日)まで開催している。金曜日は初日。
のっけからすごい人出である。メディアの扱いがぞんざいなのもこのエクスポの特徴。わざわざ取材してもらわなくても人が来る、という自信の表れか。
今回の目玉はなにか。そう訊かれると、なかなかコレというものがないのだが、トヨタ自動車はさすがである。ちゃんと用意してくれていた。
「GRスーパースポーツコンセプト」という公道を走るWEC(世界耐久選手権)マシンである。2018年度もルマン24時間レースをはじめとするWECへの参戦を決めたトヨタにとって、その宣伝も兼ねているといえる。
ハイブリッドシステムを備えている。「次の100年も、クルマを徹底的に面白くするという、TOYOTA GAZOO Racingの挑戦は、まだ始まったばかり」。お披露目に登場したガズーレーシングカンパニーの友山プレジデントの言葉だ。
メルセデスAMGでもひと足先に「プロジェクトワン」という同種のマシンを発表していて、発売はまだ先(「大変」とは技術者の弁)でかつ約3億円という価格だがすでに完売。この事実をかんがみると、まだモックアップの「GRスーパースポーツコンセプト」にも商機があるということだろう。
ファミリー層への目配りをしていたのがホンダ車のアクセサリーパーツなどを手がけているホンダ・アクセスのブースだ。こんなふうにバーバパパ仕様や、チャムス仕様などけっこうウケていた。
こちらもファミリー層に目配りしたフォルクスワーゲンのブース。ブリと呼ばれるタイプ2のキャンパーを持ちこんで「なにこれ? かわいい!」と若きおかあさんたちに好評の様子だった。
ぼくが好きだった1台はすでに発表されたいたがオイル会社のモチュールが持ちこんだ二輪のデザイン提案。Motul Onirika 2853だ。MVアグスタのブルターレ800をベースにしている。おもしろい。
もう1台、ぼくにとっておもしろかったが下のクルマ。なつかしの竹槍出っ歯とアメリカンカスタムがなかなかいいかんじでマッチしている。
女の子ねらいのカメコが多いのもこのショーの特徴。もうすごい熱気。途中でどこかの誰かがブースで女の子を撮影するにあたり「オレはメディアだ! おまえたちは撮影するな!」とキレて怒鳴っていたのがおもしろかった。気はたしかか?
STIはこれからよりスポーティな味つけのクルマをスバルといっしょに開発していくと発表。スペシャルな限定モデル、S208もあっというまに完売とのこと。最後にモデルたちが登場して、平川良夫代表取締役社長がややテレ気味?なのがなかなかヨイ。
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