喜望峰は遠かった
アウディの新型A7スポーツバックの試乗会で南アフリカはケープタウンにいる。これは喜望峰の入り口。
喜望峰の入り口ってなんだかいい言葉だ。でも実際はけっこう高い。クルマ1台でなく一人ずつ入場料をとられる。
こうやって行列していると「これアウディの新型でしょ?」と現地のひとに話しかけられる。みなよく知っている。
「なんで日本人が、なんでアウディの新しいA7スポーツバックに乗って、なんで左ハンドルで、なんで見たことのないナンバープレート(インゴルシュタットのまま)で、なんでこんなところにいるの?」
質問ぜめである。ま、不思議だよね。観光地だし。
駐車場までえんえん遠いにはまず驚いた。料金所から駐車場まで20分ぐらい走る。南アフリカは広い。
そして岬の上のほうまでは歩き(かなりある)かケーブルカーで。ここでもまた料金がかかる。こりゃもうかる。
このときはどんどん天気が悪くなってきて雷雨になってまいった。ほんとは半日すごすつもりでちょっとあったかいもの着て(ケープタウン市内は30度Cごえ)、お弁当もってとピクニックのつもりで来るのがよい過ごし方とみた。
「もう一生来ないだろうねえ」と同行者と話したがどうなんだろう。
もともと15世紀にポルトガルのバルトロメオ・ディアスがここに航海でやってきて「嵐の岬」と名づけたのを、のちにポルトガル王が「喜望峰」という名に改めたとウィキにはある。
なんでこんな荒い海がGood Hope(英語ではCape of Good Hope)なんだと思っていたが、あとで上記のウィキを見て笑った。グッドホープは香辛料などをはこぶ交易ルートの短縮につながったからという説である。
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