Gクラスでカルカッソンヌ
最も値落ちしにくい輸入車であるメルセデス・ベンツGクラスがフルモデルチェンジ。
お披露目されたのは2018年1月だった。
試乗できたのは4月の南仏だ。
おもしろいのは外観がかなり従来型と近いこと。
メルセデス・ベンツの責任者は「ヒアリングした結果変えないほうがいいと思われたところはそのまま残しました」と語る。
それがかなり多い。
とりわけぼくがおもしろいと思ったのは、ウィンドシールドが平面に近いのと、ドアの閉まる音まで従来のモデルに近づけたという点。
乗ると、しかし、公道での快適性が従来型とは段違いに向上していてビックリなのだ。
キャビンとシャシー(ラダーフレームという形式は踏襲、フロントサスペンションは独立式と変更)の一体感も乗用車なみ。
上の画像は自動車ジャーナリストの大谷達也氏の運転で南仏の道を走っているところ。撮影中じっとモニターを観ていたがクルマ酔いしなかった。
重心高がよく考えられている(従来型もそうだった)。
G500とメルセデス・ベンツG63の2台を試乗した。
よりきびしいラフロードが得意なのはG500。
高速をぶっとばせるグランドツアラーとして完成度がより高いのはG63。
今回はAMGが最初から開発にかかわってきたとはいえ、オンロードとオフロード、ともにみごとにこなしてしまうのには驚いた。
オフロードの試乗コースな車体にあるように「シャトー・ド・ラストゥール」というワイナリー。
モータースポーツ大好きなオーナーがダカールラリーに模したコースを作ってしまったのだ。途中でこうして監視員がいる。
「調子に乗ってとばしていたら大事故を起こしたことがあるよ」
ぼくのGバーゲンに同乗してくれたテストドライバーはそう語っていた。
すごいおもしろいコースである。
何日走っていても飽きなさそうだ。
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